自然流産は全妊娠の10%~15%に起こりますが、
もっとも頻度が高い原因は胎児染色体異常であると言われています。
自然流産の約50~70%に染色体異常が認められ、
多くの異常は配偶子(精子や卵子のこと)が形成される過程に
あるいは受精時に偶発的に起こることがわかっています。
『配偶子ならびに受精卵の染色体異常率』
『卵子の異常率:25%』 『精子の異常率:15%』
↓ ↓
『受精の異常率(多精子受精など):8%』
↓
『受精卵の染色体異常率:45%』
この、偶発的に発生する染色体異常はどの妊娠においても
発生する可能性がありますが、予防あるいは治療することが出来ません。
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